-65kg級アジア代表片庭勝宣選手インタビュー
――今回のアジア予選で、ご自身で満足している点は?また、逆に反省点はありますか?
「満足している点は優勝できたことです。反省点は優勝を意識しすぎて消極的になり、普段練習していることが全く出せなかったことです」
――そんな状況の中でも、優勝することができた一番の要因は何だと思いますか?
「練習をサポートしてくれた仲間と、AXIS千葉支部の仲間の熱い応援のおかげだと思います」
――片庭選手の柔術は、穴の少ない堅実なスタイルという印象ですが、ご自身ではどう心掛けて試合をしていますか?
「私のスタイルは堅実でポイントを狙っていると思われがちですが、マルセロ・ガルシア選手のように常に極めに向かって動き続けることを心掛けています。ただ、相手の方々も相当強いので、なかなか極めることができていないのが現状です」
――なるほど。確かにこの階級は激戦区です。では、アブダビでの本戦(世界大会)に向けて、さらに強化していきたい部分はありますか?
「強化というよりも、本戦では普段の練習通りの動きが出せたら良いなと思います」
――アブダビ本戦での目標をお聞かせ下さい。
「本戦では今年こそ表彰台に上がりたいと思います。それも、できるだけ数字の良い方に」
――柔術家としての最終目標は何ですか?
「柔術を通して、努力して進歩することの喜びを仲間たちに伝え続けていくことです」
――日本で柔術の練習に励んでいる全ての人に向けてメッセージがありましたら、お願いします。
「私のような何の才能もない人間でも、努力をすれば、普通ではありえないような経験ができる様々な可能性が柔術にはありますので、皆さんも柔術を信じて頑張ってください」
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